
導入事例 #14
目次
はじめに
愛知県西尾市にある「デイサービスIKIGAI」は、理学療法士が常駐し、自立支援に特化したデイサービスです。2021年のオープン以来、生活機能の維持・向上を目指す個別対応型のリハビリを展開しています。
利用者の状態を「見える化」し、より説得力ある説明と安心感の提供を目指して、AI姿勢分析ツール「ゆがみーる」を導入。今回は、導入の背景から活用方法、利用者やケアマネージャーからの反応、今後の展望までをご紹介します。
1. 導入前の課題|
“自立支援”の成果を伝えるツールが足りなかった
開設当初、管理者である新美氏が抱えていたのは、「自分たちの取り組みが本当に伝わるのか」という不安でした。
- ケアマネジャーへの説明が口頭中心で説得力に欠ける
- 利用者や家族に変化をわかりやすく伝えられない
- スタッフ間でも成果の共有が難しい
リハビリの成果を数値や画像で見せる手段がなく、機能訓練の効果を実感してもらう難しさがありました。
2. ゆがみーる導入の決め手|現場目線の操作性とコスパ
「ゆがみーる」は、理学療法士でなくても簡単に姿勢評価ができる点や、3次元動作解析装置のような高価な設備と比較しても扱いやすく、コストパフォーマンスに優れている点が決め手でした。
- 操作が直感的で誰でも扱える
- レポートが視覚的で、利用者やケアマネにも伝わりやすい
- 小規模事業所でも導入しやすい価格帯
導入前には実際にケアマネに体験してもらう機会を設け、好評だったことも背中を押しました。
3. 活用方法|評価・共有・説明にフル活用
「ゆがみーる」は、以下の場面で日常的に活用されています。
- 定期測定(1ヶ月ごと)
姿勢の変化を定期的にフィードバック。利用者にも変化を実感してもらい、リハビリへのモチベーション向上に貢献。 - ケアマネへの説明ツール
姿勢レポートを印刷して体験利用時に提示。「体験なのにここまでやってくれるんだ」と驚かれることも。 - スタッフ間の情報共有
言語では伝えにくい姿勢の歪みや変化を視覚的に共有し、より具体的なケアや運動提案へつなげています。
4. 導入後の変化|信頼と成果が“見える”ことで利用増加
導入後は、以下のような変化が見られました。
- ケアマネからの評価向上:「利用者が前向きになった」「別の施設では難しかった方がIKIGAIには通えるようになった」といった声も。
- 利用者の納得感アップ:姿勢の変化を印刷物で確認でき、リハビリに前向きな姿勢が生まれた。
- 契約率の向上:体験利用時にレポートを提示することで、そのまま契約につながるケースが増加。
5. 今後の展望とメッセージ|
“見える支援”を進化させていくために
現在も、IKIGAIでは「ゆがみーる」を継続活用しながら、さらに改善提案を出し合い、効果的な運用を模索しています。
- マーカー不要でのAI計測や、座位姿勢評価への対応など、今後のアップデートにも期待
- 姿勢を「測って終わり」ではなく、「伝える・共有する・活かす」ためのツールとしてさらなる活用を目指す
“良くなった”を自信に変える。その一歩をゆがみーるが後押ししてくれています。
6. 施設プロフィール|デイサービスIKIGAI
運営法人:株式会社介護コネクティブ
所在地:〒445-0073 愛知県西尾市寄住町佃35
公式サイト:http://www.dayservice-ikigai.com/
導入時期:2021年(オープン当初より使用)
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