
導入事例 #15
目次
はじめに|「また痛くなったら来る」からの脱却へ
長崎県佐世保市にある藤田整骨院は、急性症状から慢性痛まで幅広く対応する地域密着型の整骨院です。痛みの根本治療、予防に力を入れるため2024年5月に導入されたのが、AI姿勢分析ツール「ゆがみーる」です。この記事では導入による変化と現場での活用方法について、ご紹介します。
1. 導入前の課題|
“痛みが消えたら終了”から脱却できない悩み
「痛くなったら来る」「痛みが取れたら来なくなる」――。
藤田整骨院では、こうした来院・離脱パターンが定着していました。農家や大工、漁師といった体を使うお仕事の方が、病院代わりに来院されるケースが多く、「痛みが出たらまた来るけん」と帰ってしまいます。
しかし慢性的な症状は日常動作に起因することが多く、根本改善には“自分の体に興味を持ってもらうこと”が不可欠だと感じていたといいます。
その解決策として、体の状態を客観的に伝えられる「見える化ツール」が必要と考えたのが導入のきっかけでした。
2. ゆがみーる導入の決め手|シンプルで伝わる2枚のレポート
もともと姿勢分析ツールを探していて、最初は他製品も検討していた藤田院長が、ゆがみーるに惹かれた理由はその“シンプルさ”。
姿勢と筋肉バランスを2枚のレポートで明快に提示でき、情報が多すぎて混乱しやすい他製品とは違い、患者に説明しやすい点が導入の決め手になりました。
3. 活用方法|初診時の問診で活用し、信頼感を獲得
ゆがみーるは初診時の問診で撮影・測定に活用。従来は主観的な問診説明に頼ることが多かったなか、AIによる分析結果を見せることで患者の納得感が格段に向上し、施術への導入がスムーズになったといいます。
とくに、「自分ではまっすぐと思っていた姿勢が歪んでいた」と気づくことが、患者の通院継続や生活習慣改善への第一歩となっています。
4. 導入後の変化|月平均通院回数が明確に上昇
導入は令和6年(2024年)5月。それ以前は月平均3.6〜3.8回だった通院回数が、導入後は半年以上にわたって4.2回を下回ることがなく、数字としても明確な変化が出ています。
「体の状態を患者と“共有”できることが大きい。説明や施術の説得力が増し、前向きな通院が増えた」と藤田先生は語ります。
6. 今後の展望とメッセージ|
院外イベントや新人育成にも活用拡大へ
現在はマルシェなど地域イベントにも積極的に参加しており、「ゆがみーるをイベントにも持ち出したい」と考えている藤田先生。
逆光での撮影に工夫が必要など、屋外での測定に課題があるものの、改善策を取り入れながら活用範囲を広げて、顧客開拓に繋げていく予定です。
また、今後は新卒スタッフを本院で育成中なので、技術やゆがみーる活用ノウハウを共有する体制も整えていく構想です。グループには早岐・長崎市内に分院がありますが、いずれも施術スタイルは独立しております。
ゆくゆくは自院の方針に沿った形で技術とゆがみーるの活用ノウハウを継承していく方針です。
▶︎藤田整骨院では、インスタグラムなどで告知しイベントを実施されています。
6. 施設プロフィール|藤田整骨院
所在地:長崎県佐世保市大塔町1916-4
拠点:整骨院(グループ全3拠点)、介護事業(グループ全4拠点)
事業内容:整骨院、グループホーム、デイサービス、配食事業、サービス付き高齢者住宅事業
ゆがみーる導入年月:2024年5月
公式サイト:https://fujita-kikaku.net/
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