導入事例 #2
目次
はじめに
東京都日野市に3施設展開している「介護予防センター 早稲田イーライフ日野」は、要支援1・2の高齢者を対象に、早稲田大学の協力のもと利用者をサポートをする介護予防特化型デイサービスです。
利用者自身が成果を実感し、ケアマネージャーにも信頼される施設を目指す中で、AI姿勢分析ツール「ゆがみーる」を導入。その活用法と導入後の変化をご紹介します。
1. 導入前の課題｜“変化が伝わらない”ことが最大の壁だった
高齢化が進むなか、柔道整復師の役割も「ケガの処置」から「介護予防」へと広がりを見せる時代になっています。
そんな中で、研修で訪れたさまざまなデイサービスの現場で感じたのが、「トレーニングを頑張っていても、その成果がご本人やご家族、ケアマネージャーにうまく伝わらない」というもどかしさでした。
利用者本人も、ご家族も、ケアマネージャーも「良くなっている実感がわきづらい」。この“見えない”状態では、モチベーションも評価も続きません。「目に見える変化」を届ける手段が必要だ——この課題感が、ゆがみーる導入を考える大きなきっかけでした。
2. ゆがみーる導入の決め手｜
客観的データで“変化”を見せられる
ゆがみーるを選んだ決め手は、姿勢や筋肉のバランスを視覚化し、利用者自身が「今の自分」を客観的に理解できるレポートを出力できる点でした。
導入により、ただ“やる”トレーニングから、「どこがどう改善されてきたか」を明確に共有できるようになり、スタッフにとっても声かけや提案の根拠が増える結果に。
3カ月に1度の測定が、次の目標設定や、やる気アップのきっかけになっています。
3. 活用方法｜
評価→フィードバック→モチベーション維持のサイクルに
ゆがみーるは、単に姿勢を測るだけの機器ではありません。
私たちはこのツールを、トレーニングの成果を実感につなげる“循環”の起点として活用しています。
実際の活用の流れはこのようなプロセスです。
ゆがみーるは、定期的に（おおよそ3カ月に1回）利用者の姿勢や筋肉のバランスをAIで測定、レポートを利用者本人やご家族、ケアマネージャーに共有します。
「3か月」という期間は、トレーニングに慣れちょうど中だるみしてくる時期のため、その時期に目標を自ら再設定し、トレーニングに活かす意味合いがあります。「ただの測定」で終わらせず、“次の一歩”につなげる仕組みとして活用するのです。
可視化された課題を参考に、スタッフがより的確な運動指導や声かけを行えるようになる点も、ゆがみーるの大きな強みです。 利用者の前向きな姿勢変化を引き出すだけでなく、スタッフ間の情報共有やケアマネージャーとの連携にも役立っています。
4. 導入後の変化｜施設の信頼性と差別化に直結
ゆがみーるを活用することで、現場には複数のポジティブな変化が生まれました。とくに以下の3点は、私たちが実感している大きな成果です。
- ケアマネージャーからの評価アップ：「結果が資料として出せるから信頼できる」
- 利用者の中だるみを防止：測定→次の目標設定→トレーニングが明確な流れに
- 施設の差別化：多くの運動特化型デイがある中で、“成果が見える”強みが明確に
このように、「改善効果を可視化し、客観的に伝えられる施設」として、一歩先をいく信頼と評価を獲得できています。ゆがみーるは単なる姿勢測定ツールではなく、信頼の根拠となる“伝える力”を持った仕組みとして、施設の価値向上に大きく貢献しています。
5.今後の展望とメッセージ｜
フランチャイズ＋独自施策で競争力を
代表の九原氏は、「予防介護特化型のフランチャイズ運営に、ゆがみーるの活用が加わったことで、施設としての提案力・競争力が高まった」と語ります。
現在は継続利用を検討しつつ、点数評価などのさらなる精度向上にも期待を寄せています。
「変化が見えるから、前向きに取り組める」——そんな価値を、これからも提供していきたいと考えています。
6. 施設プロフィール｜
介護予防特化型デイサービス 早稲田イーライフ日野
所在地：東京都日野市日野本町2-10-27 エルホロン1階
TEL：042-843-2699
公式サイト：https://elife-hino.com/
運営法人：株式会社シナプス
開業：2012年8月1日
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