
導入事例 #4
施設名 | (公財)横浜市スポーツ協会 |
業種 | 自治体イベント、スポーツ教室 |
導入前の課題
導入の決め手と変化
目次
はじめに

横浜市スポーツ協会では、姿勢に関心を持つ市民の増加や市の健康事業の一環として、定期的な姿勢測定や姿勢改善教室を実施しています。
その中で、誰でも簡単に操作でき、客観的な測定データを提供できるツールとして注目されたのが、AI姿勢分析ツール「ゆがみーる」です。
今回は、導入に至った背景から活用方法、導入後の変化までを伺いました。
1.導入前の課題|
専門的すぎる機器の限界と“誰でも扱える”仕組みの必要性
これまで横浜市スポーツ協会では、モーションキャプチャなどの大型解析機器を活用し、歩行分析や姿勢チェックを行ってきました。
しかし、そのような設備は限られた施設にしかなく、操作にも専門知識が必要なため、市民参加型のイベントや事業では十分に活用できないという課題がありました。
「研究機器ではなく、市民サービスとして提供できるものが必要だった。そのためには“客観性”と“モバイル性”の両立が欠かせなかった」と担当者は語ります。
2.ゆがみーる導入の決め手|簡単・携帯性・信頼性のバランス

ゆがみーるは、導入前に複数の姿勢分析ツールと比較検討された中で、特に「操作性の高さ」と「短時間で多人数に対応できる点」が評価されました。
立位や屈位など、日常動作に近い姿勢の評価ができる点も、市民にとっての“わかりやすさ”と“納得感”につながる大きな決め手でした。
「多くの情報を得ようとすると操作が複雑になりがちですが、ゆがみーるは市民にサービス提供する前提で開発されている印象を受けた」と話されており、専門家以外のスタッフでも扱いやすい点が、導入の決め手となりました。
3.活用方法|姿勢測定イベントから教室まで幅広く展開
横浜市スポーツ協会では、年間を通じて市内の各スポーツセンターで姿勢測定イベントを開催しています。測定後は姿勢改善教室へと誘導する流れをつくっています。
また、地域出張での測定やフォローアップの際には、ゆがみーるの測定レポートを基にした説明が必要となるため、スタッフ向けのスキルアップ研修も定期的に実施。操作のしやすさが評価され、現場職員からの反応も良好です。
4.導入後の変化|
“伝えられる”ことで市民の理解と関心が深まった

ゆがみーるを導入したことで、測定結果を視覚的に示しながら、市民に「筋肉の状態と姿勢の関係」「改善に必要な運動の方向性」などを具体的に伝えられるようになりました。
単なるイベント参加ではなく、実際の行動変容につながる声も多くなり、姿勢に対する市民の関心もより高まったといいます。
また、スタッフ自身も測定に関わることで、姿勢と動作、健康の関係についての理解が深まり、知識の習得とモチベーション向上にもつながっています。
5.今後の展望とメッセージ|
「誰もが姿勢を知れる社会」に向けて
現在、姿勢測定の取り組みはさらに広がりを見せており、横浜市スポーツ協会では「美しい姿勢はトレーニングでつくる」というキャッチコピーのもと、データに基づく運動指導を大切にしています。
今後はより多くの市民に、客観的な評価をもとにした姿勢改善のきっかけを届けられるよう、さらにゆがみーるの活用を拡大していく予定です。
6.施設プロフィール|(公財)横浜市スポーツ協会
所在地:神奈川県横浜市(市内各スポーツセンター)
主な事業内容:スポーツ施設の運営、健康づくりイベントの企画・実施
導入年月:開発当初より連携
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